Thursday, April 20, 2017 10:21 AM

対北朝鮮、圧力を強化 日豪、米と防衛協力

 日本、オーストラリア両政府は20日、東京都内の飯倉公館で外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開き、北朝鮮の核・ミサイル開発阻止を目指し圧力を強化する方針で一致した。軍事力の行使を含めた「全ての選択肢」を掲げるトランプ政権を交えた日米豪による防衛協力の推進を申し合わせた。中国に対し、北朝鮮への影響力を行使するよう促すことでも合意した。

 両政府は、こうした内容を盛り込んだ共同声明を発表した。米国のほか、韓国などとも連携し、北朝鮮による6回目の核実験や、さらなる弾道ミサイル発射といった挑発を抑止する考え。中国が今後、具体的にどんな対応をするかが一つの焦点となる。

 日本側は岸田文雄外相と稲田朋美防衛相、オーストラリア側はビショップ外相とペイン国防相が参加した。(共同)