Thursday, April 20, 2017 1:07 PM

ストレステスト「簡素化も」 パウエルFRB理事

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル理事は20日、ワシントンで講演し、リーマン・ショックを機に金融機関を対象に実施しているストレステスト(健全性審査)は簡素化が可能との認識を示した。ロイター通信が伝えた。

 ストレステストによって、リスク管理が適正に管理されているか審査されるようになったことは、金融機関が自ら抱えるリスクを理解する上で重要な役割を果たしたと指摘。進展があったとして「リスク管理に関する質的な監視をストレステストから除外できるところまで来ていると思う」と述べた。

 また、破綻時の処理計画「遺言状」に関しても、提出の頻度を毎年から2年おきにすることを検討すべきだとしている。(共同)