Friday, April 21, 2017 10:42 AM
三井住友、独に欧州拠点 英EU離脱の影響軽減
三井住友銀行が、英国の欧州連合(EU)離脱に備え、ドイツのフランクフルトに現地法人を設立し、現在のロンドンと並ぶ欧州拠点とする方向で検討していることが21日、分かった。既に英国で取得したEU全域で自由に営業できる「単一パスポート」の免許をドイツで改めて申請し、欧州事業への影響を軽減する。6月までに正式に決める方針だ。
野村ホールディングスや大和証券グループ本社などの大手証券も英国を拠点に欧州事業を展開しており、今後、英国のEU離脱への対応が本格化しそうだ。三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行はともにオランダのアムステルダムにある現地法人で免許を取得しており、事業への影響は限定的とみられる。
三井住友銀行はロンドンに現地法人を置き、欧州を統括する重要な拠点と位置付けてきた。この現地法人で取った免許を使い、パリやアムステルダムなど6都市に支店を開いている。(共同)
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