Friday, April 21, 2017 1:17 PM

移民なければ成長は鈍化 ミネアポリス連銀総裁

 ミネアポリス連邦準備銀行のカシュカリ総裁は21日、米国の経済成長の主要な原動力である移民がいなくなれば、国内で出生率が上がらない限り、経済はこれまでのようなペースの成長を続けることはできないと述べた。ミネソタ州セントポールの大学で開かれたイベントで語った。ロイター通信が伝えた。

 総裁は「成長鈍化を受け入れるか、高くつくが出産を助成するか、あるいは移民を受け入れるかだ」と指摘。「選択肢は三つで、これは単純に算数の問題だ。望むものを選べば良い」と述べた。

 総裁は、トランプ政権による税制や規制、財政の改革について、どのような形で実現するかが分からず、自身の経済見通しの中にまだ織り込んでいないと述べた。(共同)