Friday, April 21, 2017 5:55 PM

銃弾8発、強い殺意か パリ警官銃撃テロ実行犯

 パリ中心部シャンゼリゼ通りで発生した警官銃撃テロで、フランス検察のモランス検事は21日、記者会見し、銃撃犯はカリム・シュルフィー容疑者(39)(と発表した。容疑者は警察車両に計8発の銃弾を撃ち込んでおり、捜査当局は警察への強い憎悪と殺意があったとみて、背後関係や動機の捜査を続けている。

 シュルフィー容疑者は20日夜、シャンゼリゼ通りに停車中の警察車両に向け、カラシニコフ自動小銃で運転席側の窓ガラスに2発、フロントガラスに2発、さらにリアガラスに4発撃った。

 モランス氏は、シュルフィー容疑者が過激派組織「イスラム国」(IS)を支持する内容のメモを所持していたと明らかにした。容疑者とISとの接点の解明が今後の捜査の焦点になりそうだ。(共同)