Monday, April 24, 2017 10:37 AM

三菱UFJ銀も参加へ 国内の新送金システム連合

 三菱東京UFJ銀行が、みずほフィナンシャルグループや横浜銀行などが参加する新送金システムの検討グループに参加する方針を固めたことが24日、分かった。三菱UFJ銀は海外の銀行とすでに連携しており、国内連合への加入でさらに研究を深める方針だ。近く発表する。

 三菱UFJ銀が加入するのは、2月末時点で国内の大手行や地方銀行など47行が参加する「内外為替一元化コンソーシアム」。米国のベンチャー企業リップルが開発したシステムを経由した送金の研究を進めてきた。

 このシステムは、ネットワーク上で取引記録を管理する「ブロックチェーン」と呼ぶ技術を使う。特定の管理者がいるデータベースと違って、複数のコンピューターを結んでそれぞれが記録を管理し、相互に監視し合う分散型システムになっているため、改ざんが難しく安い費用で高い安全性を確保できるとされる。(共同)