Tuesday, April 25, 2017 10:19 AM

6カ国協議「再開困難」 政府、中国に伝達へ

 政府は25日、北朝鮮核問題に関する6カ国協議の参加国との意見調整を本格化させた。北朝鮮が核・ミサイル開発を続ける限り、6カ国協議再開は困難との立場を議長国の中国に伝える。北朝鮮への有効な制裁強化措置とされる石油輸出制限の発動も求める。米韓両国と緊密に連携し、ロシアとも話し合う。

 外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は25日に東京で開かれた6カ国協議の日米韓首席代表会合の後、協議再開に関し「まだ見通しが立っていない」と記者団に強調。石油輸出制限の発動が当面の課題だとの認識を示した上で、26日の日中首席代表会合で取り上げる考えを明らかにした。

 中国側からは、6カ国協議議長を務める武大偉・朝鮮半島問題特別代表が出席する。(共同)