Tuesday, April 25, 2017 5:49 PM

問題発言で「退場」近年も 放射能、国会軽視、原爆…

 今もなお多くの人たちが困難な暮らしを余儀なくされている東日本大震災の被害を軽視するかのような発言で、辞任の意向を固めた今村雅弘復興相。放射能、国会軽視、原爆…。政権がめまぐるしく変わった近年でも問題のある発言で「退場」を余儀なくされた閣僚は少なくない。

 2011年9月には、当時の民主党政権の鉢呂吉雄経済産業相が、東京電力福島第1原発事故を巡る不適切発言で辞任。原発視察後に都内で報道陣に防災服をすりつけるしぐさをして「放射能をうつしてやる」という趣旨の発言をしていた。

 「知恵を出さないやつは助けない」「意見集約をやらないならこっちも何もしない」。松本龍復興対策担当相は同年7月、東日本大震災で被災した岩手、宮城両県を訪問した際、こう放言して就任わずか9日目に辞任した。(共同)