Wednesday, April 26, 2017 10:36 AM

自己矛盾満載の「地雷原」 態度急変、カナダに牙

 トランプ大統領は就任96日目(DAY96)の25日、ツイッターでカナダを突然批判した。「非常に良好な関係」と言っていたのとは驚くべき急変ぶり。最近のつぶやきには過去の発言との自己矛盾が満載で、2009年に始めた書き込みはもはや「地雷原」(ワシントン・ポスト紙)だ。

 「カナダは酪農家の事業を難しくしてきた。我慢しない。見ていろ!」。トランプ氏が書き込んで間もなく、ロス商務長官がホワイトハウスの定例記者会見に現れ、カナダ産木材への税率引き上げ方針を発表した。

 北米自由貿易協定(NAFTA)見直しを求めてきた政権が牙をむいたのは敵視してきたメキシコではなく、かつて「良好な隣人関係にある必要がある」と書き込んでいたカナダだった。(共同)