Wednesday, April 26, 2017 5:43 PM

NY株反落、21ドル安 税制案発表で利益確定売り

 26日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比21.03ドル安の2万0975.09ドルで取引を終えた。市場の期待を集めていたトランプ政権の税制改革案の概要公表で、当面の利益を確定させるための売りが優勢となった。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は0.26ポイント安の6025.23だった。

 朝方は税制改革案への期待で買いがやや優勢となった。その後もプラス圏でもみ合ったが、午後に税制改革案が発表されると、引けにかけてマイナス圏に沈んだ。「改革案は財政赤字が避けられない内容で、このままでは議会を通らないと市場に受け止められた」(日系証券)ことが売りを誘ったという。(共同)