Thursday, April 27, 2017 10:59 AM

初のアフリカ出身選手 ヌゴエペ「国にもいい日」

 大リーグで26日、歴史の新たな一ページが開かれた。南アフリカ出身の27歳、パイレーツのヌゴエペ内野手がピッツバーグで行われたカブス戦でデビュー。球団公式サイトによると、初のアフリカ大陸生まれの大リーガーとなり「出身がどこであろうが関係ない。やりたいことがあれば成し遂げられる」と胸を張った。

 四回途中から二塁に入り、直後の初打席で中前打を放つ。1点差の九回1死一、二塁の守備では勝利を決める併殺に参加。ハードル監督は「あんな脚本は誰も書けない」と笑顔で言い、ヌゴエペは「自分だけでなく、国にとってもいい日になった」と喜んだ。

 ラグビーやサッカー、クリケットが人気を占める国で、母親が野球場で働いていた。自身も連れられ、競技名も知らないまま見よう見まねで壁当てをしていると「なかなかいい肩をしているね。一緒にやらないか」と誘われ、野球に目覚めた。(共同)