Thursday, April 27, 2017 11:02 AM
共同経済活動実現へ協議 日露首脳、北方領土で
安倍晋三首相は27日午後(日本時間同日夜)、ロシアのプーチン大統領とモスクワのクレムリン(大統領府)で会談した。北方領土での共同経済活動実現に向けて協議。優先分野を絞り込むため、両政府による合同調査団の北方四島派遣で合意したい考え。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮対応を巡っては、挑発行動阻止へ協力を要請する意向だ。会談後、共同記者発表に臨む。
首相としては、共同経済活動の具体化を通じ、北方領土問題を含む平和条約締結交渉の進展につなげる狙いがある。両首脳の会談は17回目。
首相は会談冒頭で「2国間関係や安全保障問題、地域情勢について2人で話し合いたい」と強調。8項目の対ロシア経済協力に関し「進展がみられる」と評価した。サンクトペテルブルクの地下鉄テロに触れ「断固非難する」と訴えた。プーチン氏は「日本はとても有望なパートナーだ」と述べ、日露関係が進展しているとの認識を示した。(共同)
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