Thursday, April 27, 2017 11:03 AM

米、硬軟両様で圧力 「北朝鮮を対話の道へ」

 トランプ政権は26日、経済制裁の強化や外交攻勢で北朝鮮への圧力を強め、核・ミサイル開発放棄に向け「対話の道に連れ戻す」との基本方針を議会に説明した。外交解決を優先させる姿勢を明確にする一方、朝鮮半島周辺での米軍の即応態勢は維持し、硬軟両様で北朝鮮へのにらみを利かせる構えだ。

 ティラーソン国務長官、マティス国防長官、コーツ国家情報長官は共同声明で「米国は平和的な朝鮮半島の非核化を求める」と表明。「地域の安定と繁栄を保つため、特に同盟国である韓国と日本との密接な連携を維持する」と強調したが、軍事的選択肢には触れなかった。

 国務省のトナー報道官代行は「国際機関から北朝鮮を排除したり、各国が北朝鮮の在外公館を閉鎖したり」して孤立させることが圧力になり得るとの考えを示した。(共同)