Thursday, April 27, 2017 5:54 PM

マケドニア議会にデモ乱入 アルバニア系選出に反発

 旧ユーゴスラビアの小国マケドニアの議会は27日、1991年の独立後初めて、少数派でイスラム教徒のアルバニア系議員を議長に選出した。多数派で正教徒のマケドニア系住民のデモ隊が猛反発し、数百人が議会に乱入し負傷者が出た。地元メディアなどが伝えた。

 同国では2001年に政府の治安部隊とアルバニア系武装組織が交戦しており、今回の騒動で民族対立が再び激化する恐れがある。

 地元メディアによると、マケドニア系住民によるデモ隊数千人が議会を取り囲んで封鎖し、デモ隊や議員らに負傷者が出たという。(共同)