Thursday, April 27, 2017 5:54 PM

トルコ改憲、正式に承認 選管発表、強権大統領制へ

 トルコで16日に行われた憲法改正を巡る国民投票で、選挙管理委員会は27日、賛成が51.4%、反対が48.6%だったとの最終結果を発表、大統領に実権を集中する改憲が正式に承認された。

 現行の議院内閣制から「実権型」大統領制への移行を目指してきたエルドアン大統領(63)の悲願が達成された形だが、「独裁化」への懸念が内外で強まっている。

 野党は、選管が公印のない用紙による投票を認めたなどとして投票無効を申し立てたが却下された。選管は27日、「投票係員らの過ちで有権者の票を無効にできない」と理由を説明した。(共同)