Thursday, April 27, 2017 5:54 PM

ベネズエラに「強い懸念」 米アルゼンチン首脳会談

 トランプ大統領は27日、ホワイトハウスでアルゼンチンのマクリ大統領と会談した。両首脳は会談後に発表した共同声明で、反政府デモが激化し、米国や中南米諸国などが加盟する米州機構(OAS)からの脱退を表明したベネズエラへの「強い懸念」を表明した。

 反政府デモで死者が出るなど混乱しているベネズエラについて、トランプ氏は記者団に「めちゃくちゃだ。とても悲しい」と述べた。共同声明は「ベネズエラの民主体制維持に向けて緊密に連携する」とした。

 両首脳は2国間の貿易や投資の拡大に向けて取り組む方針を強調し、特に農産品の貿易が重要と確認。両政府はサイバーセキュリティーで協力を強化するとした声明も発表した。(共同)