Thursday, April 27, 2017 5:55 PM

武力行使より制裁強化を 米司令官、北朝鮮に危機感

 ハリス米太平洋軍司令官は27日、上院軍事委員会の公聴会で、朝鮮半島を巡る緊張の高まりは「本物」で「これまで見てきた中で最悪だ」と危機感を表明した。北朝鮮に核・ミサイル開発の放棄を迫る上で「まだ実施していない制裁分野がある。武力行使の前に制裁を尽くすべきだ」と述べた。

 確実な戦闘能力の維持が不可欠だとも指摘。「そうしなければ金正恩朝鮮労働党委員長に脅迫されるだけだ」と語った。

 韓国に主要装備を搬入した最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」に関し「日本も同様のシステムを導入すべきだ」とし、日本がTHAADや地上配備型イージスシステム「イージス・アショア」を持つことが望ましいとした。(共同)