Friday, April 28, 2017 10:15 AM

日系人強制収容しのぶ碑 ロサンゼルス市内

 第2次大戦時、大統領令を根拠に日系人の強制収容が開始されてから75年になるのを機に、ロサンゼルス市内に収容者の苦難をしのぶ記念碑が建立され、除幕式が27日行われた。出席者らは「負の歴史を繰り返してはいけない」と訴えた。

 碑は1942年4月にロサンゼルスの海岸地域に住む日系人らが集められて収容所行きのバスに乗せられた交差点に、同地域に住む有志によって建てられた。高さ約3メートルの黒い記念碑には英文で説明が書かれ、収容所までの道筋も示された。

 当時この場所でバスに乗せられた日系2世アーノルド・マエダさん(90)は「過去に何が起きたかを知ってもらい、同じ事が二度と誰にも起きないことを願う」と話した。(共同)