Monday, May 01, 2017 10:13 AM

上場企業、最高益ペース 資源価格回復や円安で

 2017年3月期決算を発表した上場企業の純利益が前期比で2.4%増え、過去最高益を更新した前期を上回るペースで推移していることが1日、SMBC日興証券の集計で分かった。資源価格の回復や昨年秋以降に為替が円安に進んだことで、商社や自動車の収益改善が目立っている。

 黒字転換が見込まれる石油・石炭製品などで発表が今後本格化し、好調な内容を予想する見方も多い。企業業績の改善は景気回復を後押ししそうだが、海外動向に左右される懸念もある。

 4月28日までに決算発表した全体の約2割に当たる294社の業績をまとめた。製造業は3.9%の増益だった一方、非製造業は1.1%の減益だった。(共同)