Monday, May 01, 2017 5:46 PM

日米連携で敵基地反撃を 小野寺氏、米で講演

 米国訪問中の自民党の小野寺五典元防衛相は1日、北朝鮮の核・ミサイル開発の脅威が増しているとして、「抑止力を高めるためには日米双方が(連携して)反撃する力を持つ必要がある」と述べ、日本が敵基地攻撃能力を保有するべきだとした党の提言を説明した。

 ワシントンのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で米国の安全保障専門家らを前に講演した。小野寺氏は党の提言検討チーム座長を務めた。

 小野寺氏は、北朝鮮が日本に向けて弾道ミサイルを発射すれば「十数分で到達し、何発も繰り返し打たれるといずれ迎撃能力に限界が来る」と指摘。「日本が単独で反撃することは想定していない」と述べ、敵基地攻撃は日米連携で行うことになると強調した。(共同)