Tuesday, May 02, 2017 10:25 AM

労組、極右デモとも不振 仏大統領選の決選控え

 フランスの超党派市民運動「前進」を率いるエマニュエル・マクロン前経済相(39)と、極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)の対決となる大統領選決選投票を7日に控え、労働組合などがメーデーの1日、「反極右」を訴えるデモを実施した。FNも、メーデーに対抗する独自行事「ジャンヌ・ダルク祭」の「愛国者デモ」を行った。

 ともに参加者は予測を大きく下回り、警察発表によると、労組側はパリで3万人、極右側は同300人。

 パリでは労組側デモに紛れた極左系とみられる黒覆面の集団が火炎瓶を投げ、警官隊が催涙弾を使って制圧、警官3人が負傷した。騒然とした雰囲気の中、避難した参加者も多いとみられる。(共同)