Tuesday, May 02, 2017 10:29 AM

LGBT差別禁止の法律を アムネスティ、日本に提言

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は2日、日本国内で性的少数者(LGBT)を差別から守る仕組みが必要だとして、性的指向を理由にしたあらゆる差別の禁止を明文化した法律や条例を制定するよう、国や自治体に求める提言を公表した。

 提言では、公務員や学校教職員への研修を実施し、公共サービスに多様な性の尊重を反映させるよう要望。当事者の意見を取り入れ、職場や教育現場などの日常生活で差別防止に向けた具体策を取るよう求めた。

 都内で記者会見したアムネスティ・インターナショナル日本の担当者は「各地のLGBT支援団体と協力し、条例制定を促す陳情を全国規模で広げたい」と話した。(共同)