Tuesday, May 02, 2017 10:30 AM

築地の土壌汚染調査開始 月内に結果、移転影響も

 東京都は2日、土壌汚染の恐れがあるとしている築地市場(中央区)で、都環境確保条例に基づいて汚染の有無の調査を始めた。敷地の約200カ所に穴を開け、土や地中のガスを採取して環境基準などを超えているかどうかを分析し、今月中に結果を公表する。

 豊洲市場(江東区)と同様に築地の地下でも基準を超える有害物質が検出されれば、市場移転を巡る小池百合子知事の判断に影響する可能性がある。

 調査は築地市場が休みの3〜5日に集中して実施する。2日は一部先行して報道陣に公開された。作業員が敷地内のコンクリートに直径約20センチの穴を開け、表層から50センチまでの土を採取。別の穴からはベンゼンなど揮発性の物質を測定するため、地中のガスを取った。(共同)