Tuesday, May 02, 2017 10:30 AM

北朝鮮紙が日本非難 「核戦争なら放射能」

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は2日、日本の海上自衛隊が米空母と共同訓練を実施するなどして「核戦争に突き進む朝鮮半島情勢をあおっている」と非難し、「朝鮮半島で核戦争が起きた場合、米軍の兵たん基地、出撃基地となっている日本が真っ先に放射能の雲に覆われるだろう」と威嚇した。

 同紙は、安倍晋三首相が北朝鮮は「サリンを弾頭に付けて着弾させる能力を既に保有している可能性がある」と述べたことや、北朝鮮情勢を踏まえ北欧訪問を見送ったことなどを挙げ「朝鮮半島危機説を先頭で鼓吹している」と主張。「軍国化を推し進める絶好の機会にしようとしている」と反発した。

 また「米国も照準器内に収めるわが武力が日本を攻撃するのは問題にもならない」と警告。「日本が自国の利益を考えるなら、朝鮮半島問題の平和的解決のため努力するべきだ」と強調した。(共同)