Tuesday, May 02, 2017 10:32 AM

少女像撤去、改めて要請 帰任の大使、韓国外相に

 長嶺安政・駐韓日本大使は2日午後、ソウルの韓国外務省を訪れ、尹炳世外相と会談した。釜山の日本総領事館前に従軍慰安婦被害を象徴する少女像が設置されたのを受け、長嶺氏は1月、日本政府の対抗措置として一時帰国。4月の帰任後に尹氏と公式に会うのは初めてで、関係者によると少女像の撤去を求める日本側の立場を改めて伝えた。

 会談は冒頭を除き非公開。初めに米代理大使が同席して3者で行われ、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対する日米韓3カ国の緊密な連携を再確認した。

 長嶺氏はその後、尹氏と別途話し合い、釜山のほかソウルの日本大使館前の少女像撤去を含め、従軍慰安婦問題の解決に関する2015年の日韓合意の履行を改めて求めた。(共同)