Tuesday, May 02, 2017 10:32 AM
陸海空で自動運転推進 成長戦略、人手不足に対応
政府が検討している新たな成長戦略の原案が2日判明した。人手不足に対応した「物流革命」を目指し、陸海空で自動運転の実用化を推進。ITを活用した金融サービス「フィンテック」の数値目標を掲げ、買い物で現金を使わずにカードやスマートフォンなどで決済する比率を4割程度へと今後10年で2倍に引き上げる方針を打ち出した。与党とも調整し、6月に取りまとめる。
物流業界の人手不足は深刻で、宅配便の値上げやサービス切り下げを迫られるなど、暮らしや経済活動に広く支障が及びかねない状況となっている。工程表を明確にして、トラックの無人走行といった先端技術の導入を加速させる考えだ。
車の完全自動走行は2020年ごろの実現を目指し、制度整備の大綱を17年度中に策定。空では18年に山間部、20年代に都市で小型無人機ドローンの物流利用を本格化させる。海運では25年までに「自動運航船」を実用化する目標を示した。(共同)
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