Tuesday, May 02, 2017 1:30 PM

核廃絶進展へ覚書 広島県と国連軍縮研究所

 核兵器廃絶と核兵器のない平和な国際社会の実現に向けたプロセス進展のため、広島県の湯崎英彦知事はウィーンで2日、同県と国連軍縮研究所が協力する覚書を結んだ。国連軍縮研究所によると、同研究所が地方政府と協定を結ぶのは初めてで「今後の良いモデルになる」としている。

 湯崎知事はこれに先立ち、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会のファンデルクワスト議長=オランダ軍縮大使=を表敬訪問。「2020年の再検討会議で核軍縮を一歩でも進めて成果が生み出されるよう」にと、準備委での指導力に期待を示した。

 湯崎知事はまた、ファンデルクワスト氏の広島訪問も要請した。(共同)