Tuesday, May 02, 2017 5:45 PM

中央アフリカで45人死亡 武装勢力の派閥間衝突

 中央アフリカ中部で武装勢力同士が衝突し、3カ月間に住民ら少なくとも45人が死亡、約1万1千人が避難した。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチが2日発表した。

 同国中部の支配権を巡り、イスラム教徒主体の武装勢力「セレカ」の派閥同士が対立。一方の派閥が、これまで敵対していたキリスト教徒主体の民兵組織「アンチ・バラカ」と手を組み、衝突を繰り返しているという。

 中央アフリカでは2013年3月にセレカが首都バンギを制圧し、キリスト教徒を殺害。セレカとアンチ・バラカの衝突が相次ぎ、国連によると家を追われた国内避難民は一時、85万人を超えた。(共同)