Tuesday, May 02, 2017 5:46 PM

中国に影響力行使要求 北朝鮮核で米次期大使

 トランプ大統領が次期駐中国大使に指名したアイオワ州のテリー・ブランスタド州知事の人事承認を巡る上院外交委員会公聴会が2日、開催された。ブランスタド氏は、北朝鮮による核・ミサイル開発について「最も差し迫った課題」との認識を示し、中国に一層の影響力行使を求めていく考えを表明した。

 ブランスタド氏は親中派として知られ、中国の習近平国家主席と交流がある。人権や知的財産窃取などの問題を巡り「親しい友人だからといって、必要な要求を手控えることはない」と話し、利害が対立する問題では厳しい姿勢で中国に臨むと確約した。

 大使指名後、ブランスタド氏が対中関係について包括的な見解を示したのは初めて。上院の承認は速やかに得られるとみられている。(共同)