Wednesday, May 03, 2017 10:19 AM

強い指導者がお気に入り? ホワイトハウス招待に疑問

 トランプ大統領が強権的と批判される外国指導者を褒めちぎり、ホワイトハウスに招待していることに疑問の声が広がっている。「人権弾圧に目をつぶっている」との批判の一方、トランプ流外交術と評価する声もある。

 昨年の大統領選中にロシアのプーチン大統領を「強い指導者」と称賛していたトランプ氏。民主活動家の弾圧を続ける中国の習近平国家主席を「尊敬している」と話し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を「頭の切れる人物」と持ち上げる姿は、歴代の大統領と明らかに違う。

 「素晴らしい仕事をしてきた」。トランプ氏は反体制派を弾圧したエジプトのシシ大統領と4月上旬にホワイトハウスで会談し絶賛。容疑者殺害をためらわない麻薬対策が国際的に非難されているフィリピンのドゥテルテ大統領とも「フレンドリーな電話会談」(米政府)の末、ホワイトハウスに招待した。(共同)