Wednesday, May 03, 2017 10:19 AM

「投票早ければ大統領に」 クリントン氏、無念語る

 昨年の大統領選で敗北したヒラリー・クリントン元国務長官は2日、長官在任時の私用メール問題を連邦捜査局(FBI)が選挙直前に蒸し返したのが敗因だったとの認識を示し、その前に投票が行われていたら「私があなたたちの大統領になっていた」と述べた。

 ニューヨークで開かれた女性問題の会合で語った。クリントン氏の私用メール問題を巡っては、コミーFBI長官が昨年10月28日付の書簡で7月に終えていた捜査を再開すると議会に報告。選挙結果に影響を与えかねないとの批判が噴出した。

 クリントン氏は、大統領選干渉を狙ったロシアのサイバー攻撃で盗み取られたとみられる選対責任者のメールが内部告発サイト「ウィキリークス」に流出したことも情勢を不利にしたとして、「支持に傾いていた人々の心に疑念を育てた」と振り返った。(共同)