Thursday, May 04, 2017 9:52 AM

ポスティング再協議へ MLBが申し入れ

 海外フリーエージェント(FA)の資格を得る前にプロ野球選手が大リーグへ移籍する際に利用するポスティングシステムについて、大リーグ機構(MLB)が改正へ向けた協議を日本野球機構(NPB)に申し入れることが4日、球界関係者への取材で分かった。日本ハムは今季終了後に大谷翔平選手(22)が希望すれば同制度での移籍を容認することを表明しており、交渉の行方が注目される。

 2013年に成立した現行制度では日本球団が2000万ドル(約23億円)を上限に譲渡金を設定し、支払う意思のある全ての大リーグ球団が選手と交渉できる。米国時間の4日(日本時間5日)が協定の有効期間が終わる10月31日の180日前にあたり、この日までに日米双方から申し入れがなければ自動的に1年間延長されることになっている。

 大谷は昨年12月の契約更改の際に球団からメジャー挑戦の意思について確認され、入団後初めて公式な場で大リーグ移籍の希望があることを伝えた。(共同)