Friday, May 05, 2017 10:41 AM

過激派助長とIT大手提訴 カリフォルニア州銃乱射テロで遺族

 カリフォルニア州で2015年に起きた銃乱射テロの犠牲者遺族は4日までに、容疑者夫婦=ともに射殺=が感化されたとされる過激派組織「イスラム国」(IS)の活動を助長したとして、IT大手グーグルやツイッター、フェイスブックに損害賠償などを求める訴訟を同州の連邦地裁に起こした。

 テロは同州サンバーナディーノで発生。夫の勤務先の職員パーティーで夫婦が銃を乱射し、14人が死亡、22人が負傷した。妻は犯行前にフェイスブックでISの指導者に忠誠を誓っていたと報じられた。

 遺族はツイッターなどのソーシャルメディアがISの資金集めや求人、思想拡散を促進し、容疑者も過激化し、テロ行為に及んだと主張。3社を反テロ法違反として認定することなども求めた。(共同)