Friday, May 05, 2017 10:45 AM

慰安婦、協議も合意もせず 韓国大統領選候補の洪氏

 韓国大統領選に出馬している旧与党「自由韓国党」の洪準杓候補(62)は5日までに共同通信の書面インタビューに答え、旧日本軍の従軍慰安婦問題を巡る2015年の日韓合意の有効性を否定した上で、日本は自発的に反省を示すべきだとして、政権に就いても同問題では日本と「協議も合意もしない」と表明した。

 安全保障分野では、日米韓3カ国の協力を強化すると表明。北朝鮮が挑発を行う考えも持てないよう抑止力を高め、融和的な態度を廃した「武装平和政策」をとると強硬な姿勢をアピールした。

 洪氏は慰安婦問題で「日本では(元慰安婦を)自発的に(戦地に)出向いた売春婦かのように罵倒しているのに、どうして金で解決できるのか分からない」と主張。日本の一部で出ている慰安婦の存在を否定する声や、日本政府による10億円の拠出を含む日韓合意を非難した。(共同)