Friday, May 05, 2017 10:45 AM

米軍の上空飛行認めず ロシア、シリア安全地帯で

 シリア問題に関するロシアの大統領特別代表を務めるラブレンチエフ氏は5日、ロシア、トルコ、イランがシリアに設置することで合意した安全地帯の上空を米軍主導の有志連合の航空機が飛行することを認めない考えを示した。ロシアメディアが伝えた。

 ラブレンチエフ氏はロシア、トルコ、イランだけで安全地帯の実現は可能だが、国連安全保障理事会でも承認を求めたいとの意向を示した。

 ただ米国は「イランがシリアで暴力を助長してきた」と批判し、イランが関与することに慎重な姿勢。シリア反体制派の一部からも安全地帯設置に反対の声が出ている。(共同)