Friday, May 05, 2017 1:09 PM

核廃絶へ51万人署名手渡す 日本高校生、準備委議長に

 ウィーンで開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会に合わせ、広島県と沖縄県の高校生計8人が5日、準備委のファンデルクワスト議長を訪問し、核兵器禁止条約の締結と「核兵器のない平和な世界」の実現を求める51万4790人の署名を手渡した。

 松井一実・広島市長と田上富久・長崎市長が立ち会う中、広島女学院高校(広島市)3年の大久保花音さん(17)は「署名した人の声が無駄にならないよう、少しでも核廃絶に近づいてほしい」と訴えた。

 ファンデルクワスト氏は「準備委の議論を活発化させ、2020年の再検討会議に良い影響を与えたい」と応じた。(共同)