Friday, May 05, 2017 6:14 PM

シリア安全地帯を協議 米露外相が電話会談

 ロシア外務省によると、ラブロフ外相とティラーソン米国務長官は5日、電話会談し、ロシア、トルコ、イランが合意したシリアでの安全地帯設置を巡り協議した。

 昨年末に発効した停戦の維持、対テロ協力、シリアのアサド政権と反体制派の和平協議促進についても意見交換した。他の地域情勢についても話し合ったとしており、北朝鮮問題にも触れたとみられる。

 安全地帯設置はロシア、トルコ、イランの3カ国政府代表者が4日、カザフスタンで開かれたシリア和平協議の際に覚書を交わした。米国は協議に代表者を送ったが、覚書には加わらず、イランの関与を批判している。ロイター通信によると、主要なシリア反体制派からも5日、批判が出た。(共同)