Monday, May 08, 2017 10:09 AM
9日投開票、文氏優勢か 韓国大統領選、最後の訴え
韓国の朴槿恵前大統領=収賄罪などで起訴=の罷免に伴う大統領選は9日、投開票される。序盤から優勢が伝えられてきた革新系最大野党「共に民主党」の文在寅候補（64）を、保守系旧与党「自由韓国党」の洪準杓候補（62）や中道野党「国民の党」の安哲秀候補（55）らが追う展開で、各候補は選挙運動最終日の8日、各地で支持を訴えた。9日深夜から10日未明までに大勢が判明する見通し。
李明博政権から約9年続いた保守政権からの転換の是非が問われる選挙。新大統領は、前政権で起きた国政介入事件による政界の混乱収拾が大きな課題となる。大統領選は今年12月の予定だったが前大統領罷免で大幅に前倒しとなり、政策論争が不十分だったとの指摘もある。
文氏は8日、南部釜山などで遊説後、夜には朴前大統領の退陣を訴え昨秋から続いた「ろうそく集会」の会場、ソウル中心部の光化門広場で演説。「圧倒的支持を得た政権交代が必要だ」と訴え、喝采を浴びた。外交では「日本には慰安婦（問題解決を巡る）合意は間違いだったと堂々と説得する」と強調した。（共同）
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