Monday, May 08, 2017 10:10 AM

鉄連会長「不当かつ遺憾」 米の日本製品制裁で

 日本鉄鋼連盟の進藤孝生会長(新日鉄住金社長)は8日、米国際貿易委員会(ITC)が日本製の鉄鋼製品が不当に安い価格で米国に輸入されていると認定したことについて「不当かつ極めて遺憾」とするコメントを発表した。

 進藤会長は「日本製厚板の輸出が、米国の産業に損害を及ぼした事実はない」とし、「詳細を精査して今後の対応を検討する」と指摘した。

 ITCは5日、日本や韓国など8カ国・地域で生産された鉄鋼製品が不当に安い価格で米国に輸入され被害が出ていると認定、反ダンピング(不当廉売)関税を課すとした米商務省の3月の決定が確定した。トランプ政権発足後、日本製品への制裁関税が決まったのは初めて。(共同)