Monday, May 08, 2017 1:10 PM
大和証券「定年」撤廃 優秀な人材つなぎ留め
大和証券グループ本社の中田誠司社長(56)は8日までに共同通信のインタビューに応じ、営業職に限り継続雇用で70歳としている「定年」を撤廃する方針を明らかにした。年齢を問わず、優秀な人材をつなぎ留めるのが狙い。年度内に制度を改定する。
同社では通常の定年である60歳以降、継続雇用で勤務ができる。中田氏は「やる気があって心身ともに問題がなければ、働き続けてほしい」と指摘。神戸支店で現在、継続雇用で働く67歳の男性営業マンをモデルに、高齢の営業職を活用して「地域密着型で営業できる体制を構築したい」と強調した。
中田氏は、4月に介護や育児を巡る課題の解決に当たる委員会を立ち上げ、働き方改革を推し進めていると説明。多様な働き方を支援する目的で、賞与とは別枠の特別手当を新設すると明らかにした。金額は未定だが「自己啓発や家族のために使ってほしい」としてグループ全社員を対象に6月ごろ支給する。(共同)
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