Monday, May 08, 2017 5:40 PM

日本ガイシ、石川に新工場 排ガスのセンサー部品生産

 日本ガイシは9日、製造子会社「NGKセラミックデバイス」(愛知県小牧市)の工場を石川県能美市に新設し、現地で操業開始の式典を開く。新工場では、排ガスに含まれる有害物質の濃度を測定するセンサーの基幹部品の生産を4月から始めている。

 新工場の投資額は約83億円で、日本ガイシの石川工場の敷地内に建設した。小牧市の工場で同じ部品を手掛けているが、世界的な排ガス規制強化に伴うセンサーの需要増を見込み、生産能力を高める。

 南海トラフ地震などの災害に備え、事業継続計画(BCP)の一環として生産拠点を分散する狙いもあるという。(共同)