Monday, May 08, 2017 5:41 PM

米のパリ協定離脱けん制 トランプ氏にマクロン氏

 トランプ大統領は8日、フランス大統領選で勝利したマクロン前経済相と電話会談した。CNNテレビによると、マクロン氏の広報担当者は同氏がトランプ氏に、昨年11月に発効した地球温暖化防止の国際枠組み「パリ協定」を支持する立場を示したと明らかにした。トランプ政権がパリ協定から離脱しないようけん制する狙いとみられる。

 ホワイトハウスによると、両氏は25日にブリュッセルで行われる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の際に会談することで合意した。

 地球温暖化対策が経済の足かせになることを嫌うトランプ氏は、昨年の米大統領選中、パリ協定から離脱すべきだと訴えたが、政権発足後は離脱の是非を巡り高官の間で意見が分かれ、結論に達していない。(共同)