Tuesday, May 09, 2017 5:47 PM

自分らしく、着たい服を LGBT向けにリフォーム

 「妻に頼まれて」とスカートのサイズ直しを持ち込んだ男性、「弟のだけど」と依頼してきた女性ー。実は自分が着る服なのに、恥ずかしくて店員にうそをついてしまう。そんな悩みを抱える性的少数者(LGBT)向けに、服のリフォームを請け負うインターネット上の専門店がある。

 関東や新潟県で衣服の修繕店を展開する「アン・コトン」が開設した「マダムM」というサイト。全ての人が言い訳や作り話をしなくても気軽に相談ができて、おしゃれを楽しめるようにという思いで運営されている。

 特に心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人は、自分が着たいと思った既製服では、肩幅や袖の長さなど、どこか合わないところがあることが多い。サイズだけ直しても、より女性らしく、男性らしく見えるためには細かい工夫が必要で、人によって要望はそれぞれ異なるという。(共同)