Wednesday, May 10, 2017 11:11 AM

福島の農産物「懸念なし」 定期検査のFAO事務局長

 東京電力福島第1原発事故後、定期的に福島県産の農作物などを検査している国連食糧農業機関(FAO)のグラジアノ事務局長は10日、東京都であったイベントで、「現段階で、福島県産品に安全性を懸念する理由は見当たらない」と述べた。

 グラジアノ氏は「全ての福島県産品は十分管理されている。日本政府は透明性を確保しながら(放射性物質に関する検査に)協力してくれている」と評価した。

 イベントは、原発事故による風評被害を拭い去ろうと外務省が開催。出席した各国大使館職員らには、福島市で採れたリンゴやナシを使ったスイーツが振る舞われた。(共同)