Wednesday, May 10, 2017 11:13 AM

大当たり! 仏世論調査 英米の番狂わせ教訓に

 7日行われたフランス大統領選決選投票では、世論調査機関の事前調査、当日の開票結果予測とも見事な正確さを示した。昨年6月の欧州連合(EU)離脱を巡る英国民投票、同11月の米大統領選と、相次いだ番狂わせに学んだ結果だと地元メディアは称賛している。

 英国民投票では事前の世論調査で残留52〜55%、離脱45〜48%などと出ていたが、結果は残留約48%、離脱約52%。米大統領選も民主党のクリントン氏優勢との世論調査を覆し、共和党のトランプ氏が勝利した。

 実はフランスでも、大統領選に向けた昨年11月の中道・右派予備選第1回投票を巡る直前調査ではフィヨン元首相30%、サルコジ前大統領とジュペ元首相がともに29%だったが、結果はフィヨン氏44%、ジュペ氏29%、サルコジ氏21%だった。(共同)