Wednesday, May 10, 2017 11:16 AM

株価低迷でCEO追及か フォード取締役会、米報道

 ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は9日、自動車大手フォード・モーターが今週の取締役会の日程を1日延長し、マーク・フィールズ最高経営責任者(CEO)に経営戦略を明確にするよう追及すると報じた。関係者の話としている。株価低迷や米市場でのシェア低下を問題視しているという。

 フォードと資本提携していたマツダの社長を1999年から2002年まで務めたフィールズ氏は、14年7月にフォードCEOに就任。着実に利益を出してきたが、米市場のシェアは16年に前年比0.1%低下し、17年1〜4月も4カ月連続で前年同月を下回った。

 就任時点で17ドル台だった株価は9日終値で11.16ドルに下落。時価総額では03年設立の電気自動車メーカーのテスラの後塵を拝している。(共同)