Thursday, May 11, 2017 10:44 AM

長官の議会証言に激怒か トランプ氏、干渉疑惑巡り

 米政治専門サイト「ポリティコ」は10日、トランプ大統領が連邦捜査局(FBI)のコミー長官を電撃解任した舞台裏に関する記事を掲載。コミー氏が昨年の米大統領選干渉疑惑を巡ってトランプ氏周辺とロシアが結託した可能性を調べていると議会証言したことに、トランプ氏が激怒していたと伝えた。複数の政権関係者の話としている。

 ポリティコによると、トランプ氏は自身の周辺とロシアとの不透明な関係についての報道が絶えないことにいら立ち、「なぜロシア関連の捜査は終わらないのか」と側近らを☆(口ヘンに七)責。テレビに向けて書類を投げつけることもあったという。

 とりわけコミー氏が3月20日の下院情報特別委員会の公聴会で、共和党候補だったトランプ氏の陣営幹部とロシアとの関係を調べていると明言したことを問題視。オバマ前政権に電話を盗聴されたとするトランプ氏のツイートを裏付ける情報はないと否定したのも不満だったという。(共同)