Thursday, May 11, 2017 5:48 PM

米、温暖化対策方針示さず アラスカで北極評議会

 米露やフィンランドなど北極圏8カ国が地球温暖化対策を話し合う「北極評議会」の閣僚級会合が11日、アラスカ州フェアバンクスで開かれた。トランプ政権発足後、初めての会合で、温暖化対策を巡る基本方針に注目が集まったが、議長のティラーソン国務長官は会合の冒頭「米国は現在、政策見直しの最中だ」と説明し理解を求めた。

 トランプ政権内では地球温暖化防止の国際枠組み「パリ協定」から離脱するか否か協議が続いており、国際社会から懸念の声が出ている。

 米政府は5月下旬にイタリアで開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)後、結論を公表する見通し。(共同)