Thursday, May 11, 2017 5:49 PM

ロシア干渉捜査「阻まれない」 米長官代行、政権に反論も

 米連邦捜査局(FBI)のコミー長官解任を受けて長官代行に就任したマケイブ氏は11日、上院情報特別委員会で証言し、ロシアによる米大統領選干渉疑惑を巡る捜査は「阻まれることはない」と強調。何らかの妨害行為があった場合、議会に報告すると確約した。

 トランプ大統領によるコミー氏解任後、マケイブ氏が証言するのは初めて。解任の理由についてホワイトハウスは「コミー氏はFBI内部の信用を失った」と説明していたが、マケイブ氏は「間違いだ」と反論し「コミー長官は現在に至るまで局内の幅広い支持を得ている」と述べた。

 干渉疑惑を巡る捜査では、トランプ氏周辺とロシアの不透明な関係が焦点。ホワイトハウスは、解任の狙いは捜査妨害との見方を否定し「ロシア関連の捜査の重要度は低い」と説明していた。(共同)