Friday, May 12, 2017 10:54 AM

自動車大手、6社が減収 販売好調も円高が逆風

 トヨタ自動車など自動車大手7社の2017年3月期連結決算が12日、出そろった。三菱自動車を除く6社が世界販売台数で過去最高だったが、前期比で為替が円高で推移したことから、6社が減収となった。純損益はホンダと日産自動車、スズキを除く4社が減益か赤字だった。

 18年3月期の純利益は、円高や原材料高などの影響でトヨタとホンダ、日産、スズキの4社が減益を見込む。

 17年3月期のトヨタのグループ世界販売(ダイハツ工業と日野自動車を含む)は過去最高だった。ただ、円高などの為替変動が営業利益ベースで前期比9400億円の減益要因となり、純利益は20.8%減の1兆8311億円にとどまった。(共同)